「黒蜥蜴」という映画をNYに住んでいたころに見て(邦画ですが)、美輪明宏の美しさに圧倒され、なんと当時恋心を抱いたほど。愛についてどストレートに語り、ある意味当たり前のことしか言っていないのに胸に刺さる。彼の持つウィット伴う知性と際立つ圧倒的なオーラゆえなのでしょう。この写真は彼がまだ丸山明宏だったころの父とのツーショット。ものごとをあまり理屈で語らなかった父が存命中に憲法9条は美しいと言い放っていたのが強く印象に残っています。美輪明宏は原爆に遭遇し、父は実際に戦地へ赴いた人。尊敬するこの二人に共通点を見出すとすれば、ただ単に美しさの希求にあったのでは、と。そして地獄を見たからこその悲痛な希求であったのでは、と。 遅ればせながら、美輪明宏氏に心から哀悼の意を表します。