時の流れ
 
あっという間に6日経つ。あ、先週木曜の公演から。15分の作品を踊ったが、チョロっと昼寝でもしたら、あっという間に過ぎる時間である。だが舞台や音楽における時間は無限か、と思えるほど長く重く感じられることも。競技陸上等の世界では少しでも時間を縮めようと身体を限界に追い込むが、ダンサーはある程度の時間と空間の制限がアバウトに設けられていて、その中で時間軸と空間を自在に操ることが求められる。重力や時間は残酷で容赦なく生身の体力を奪う。それでも、すーっとそこからフリーになる刹那を感じるときがあって、その束の間の気持ち良さこそがダンサーにとっての特権といえる感覚なのかも。それを観客も共有できた時が本当にハマったと思える瞬間。そして、その魔法の時間は記憶に刻まれる。物語ではなく、断片の記憶の煌めきが観たものの心に刻まれればいいな、そんなダンスをこれからも目指したいものだ。
シアターxのパフォーマンス、満員御礼!
足を運ばれた皆様に心より感謝申し上げます♡
2022年7月13日水曜日